当国保組合では、一般的な市町村国保にないような給付があるのでご紹介させていただきます。そもそも国民健康保険の中身に違いってあるの?と思うかもしれませんので、以下の3点を前提にお伝えします。
・市町村国保の給付(医療費の限度額申請や高額医療費申請など)は、建設連合国保でも同様に受けられる。
・各市町村国保では、独自の給付を設けていることがある。
・建設連合国民健康保険組合やそれ以外の国民健康保険組合も、独自の給付を設けていることがある。
このように国民健康保険プラスアルファで各組合には様々な制度があります。ここではシンプルな市町村国保と比較しつつ、建設連合国保の給付をご紹介します。
人間ドック等補助金制度
制度の詳細はこちらをご確認ください。
健康づくりの取組み-人間ドック等の健診費用の補助|建設連合国民健康保険組合
年度ごとに1回、人間ドック等を受診した際に申請できる補助金申請です。組合員の方やご家族にとって、かなり身近で金額的な恩恵が大きな制度です。
特徴として、「13,000円までは全額補助される」こと、申請に「年齢制限がない」ことが挙げられます。実費の7割までの補助の場合や、40歳以上のみ対象という制度と比較して手厚い制度になっています。
特定健診の受け方次第で、どう申請すべきかやや複雑なため、後日別記事にて説明したいと思いますが、三重県支部のよくある例として、40歳以上の方が当組合の集団特定健診(40歳以上無料)と同時にオプション検査(有料)を受けて、オプション検査分を申請する形です。無料と言っても特定健診は個人で受診すると13,000円ほど必要な内容を受診できるため、この形だと実質26,000円分の検査が無料になっています。2人や3人だと無料分も2倍、3倍でかなりの金額です。
集団特定健診以外でも、13,000円までは全額補助が出るので、申請しないともったいないです。ぜひ健康診断を受診しましょう。
インフルエンザ予防接種補助金制度
制度の詳細はこちらをご確認ください。
健康づくりの取組み-インフルエンザ予防接種費用の補助|建設連合国民健康保険組合
特徴は年度ごとに1人6,000円まで補助されることです。1,000円〰2,000円補助という制度と比較すると、上限の6,000円は好条件です。また、年度中に打つ回数に関わらず上限6,000円のため、特定の年齢の児童など予防接種を2回打つ方も対応できます。
傷病手当金
制度の詳細はこちらをご確認ください。
国保組合からの給付-病気やケガで入院して働けないとき|建設連合国民健康保険組合
組合員の方本人が3日以上入院して、その間の賃金が支給されない場合など、支給条件はありますが1日5,000円が40日まで支給される制度です。市町村国保では基本的にこの制度はありません(新型コロナなど例外はあります)が、社会保険や他の国保組合も似た制度があることが多いです。特に社会保険は最大1年6ヶ月と長期で金額も異なるなど、組合ごとに違いが大きいです。制度自体が無い市町村国保と比べてありがたい制度ですが、社会保険などさらに手厚い内容もあるのがこの制度です。
保養施設の宿泊費用の補助
制度の詳細や宿泊施設の一覧はこちらをご確認ください。
健康づくりの取組み-保養施設の利用補助|建設連合国民健康保険組合
当国保組合に入っている方を対象に、事前申請すれば対象宿泊施設の宿泊費が、1人1泊4,000円まで補助される制度です。年度ごとに1人2泊まで申請できます。会社の福利厚生で安く泊まれるようなイメージです。
ご家族含め当国保組合加入者が4名で泊まると、1泊4人×4,000円=16,000円安くなるため、宿泊代が高騰している昨今、特に活用したい制度です。近場から全国まで、様々な場所でご利用されています。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。